サブネットマスクとはなんぞや。

サブネットマスクの計算が暗算できなくなってた記念に、もう一度サブネットマスクについて振り返ってみました。

図1.サブネットマスクについて図解

サブネットマスクとは

図1にあるとおり、IPアドレスの中にある「ネットワークアドレス」と「ホストアドレス」を取り出すために存在します。

ネットワークアドレスとは

図1でいうと、ルーターマークの下の「北海道○支店」「東京○○支店」「沖縄○○支店」にあたえられたアドレスです。
文字通り、あるグループに与えられるのがネットワークアドレスです。

ホストアドレスとは

図1でいうと支店の下にいる、1,2,3と番号がついた端末に与えられるアドレスです。
あるグループに所属するホストのアドレスのことです。

何故サブネットマスクがいるのか

たとえば、地球上の人すべてがインターネットに参加すると、ユーザー数は今なら約67億人にのぼります。
この67億人をいっぺんに面倒を見るのは相当骨でしょう。
そこで、今のネットワークでは、たとえば国ごとに「日本」「中国」「ロシア」などのエリアに区切り、さらに「日本」の中でも「東京」「沖縄」と小さなグループを作っていくことで、ひとつのグループに所属するユーザー数を減らして管理をしやすくしています。
このように、ネットワークを分けていく際、ネットワークのアドレスを新たに用意することは面倒なのでIPの中に端末のアドレスのほか、ネットワークのアドレスを含めるため、サブネットマスクを用意することになったのです。

会社の中でもさらにグループ化

会社内などのローカルアドレスでおなじみ「192.168.0.0/24」というアドレスグループも、大きな会社では図1のように分断することで管理をしやすくします。
たとえば、「192.168.0.0」というネットワークアドレスは支店用ネットワークアドレスとして分けた上で、さらに各支店ごとにネットワークアドレスを与えようとすると、一番最後の「0」の部分でネットワークアドレスとホストアドレスを分断させることになります。
図1のとおり、0の部分の中で、細かくネットワークアドレスとホストアドレスにわけることで(図では/28ネットワークになってます)支店であることを示すネットワークアドレス「192.168.0.0」という形をたもったまま、さらに細分化できるのです。
このような方法を「CIDER」(サイダー)といいます。
CCNAとるとか、私は情報通信、通信工学科だという人は、本当にテストにでますのでよく覚えておきませう。