J. C. R. リックライダー (1915-1991)
今日は、ネットワーク三昧ということで、インターネットの前身的ネットワーク「ARPANET」の創始者J. C. R. リックライダーさんに注目してみました。
最初は芸術家(?)
リックライダーは、当初、ワシントン大学入学後、芸術学を専攻するも、すぐに工学に転向。
結局紆余曲折あり、数学、物理学、心理学の学部卒業、心理学の修士、音響心理学の博士号を取得する。
ARPANET
アメリカは国防省高等研究計画局(ARPA)の行動科学研究部門(IPTO)が研究・調査のために構築したコンピュータネットワーク。
1962年に、リックライダーはIPTOの部長になっている。
そして、そのリックライダーが提唱した、タイムシェリングシステムを元にこのネットワークは構築されている。
Man-Computer Symbiosis(「人間とコンピュータの共生」)
リックライダーの書いた有名な論文。
ウィキペディアにのっていた抜粋によると、このようにある。
「人は目標を定め、仮説をまとめ、尺度を決め、評価を実行する。計算機械はルーチン化された仕事はするが、それは技術的かつ科学的思考の洞察や決定の材料に過ぎない。」
J・C・R・リックライダー - Wikipedia
SFで、よく見られるような人工知能とは、まったく別ベクトルの進化を見出していたようです。